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southhype vol.10

  • 執筆者の写真: ナオト ハーマン
    ナオト ハーマン
  • 1月9日
  • 読了時間: 8分

明けましておめでとうございます。


新年早々見事に体調崩しました。

くやしい…


昨年11月に【落下の王国 4Kリマスター】をソレイユで見てから、映像美はもちろんのこと物語にも喰らって「よし、来年のテーマはケアにするぞ」と心に決めつつも初っぱな己のフィジカルケアスタートとなりました。


さて、年末にサウスハイプ9を打ちましたが

迫る来週は1/18にサウスハイプ10をします。

2026/1/18(日)@高松TOONICE

『southhype vol.10』

zoo 1st full album "WISH I WERE" release tour in TAKAMATSU


OPEN 16:30   START 17:00

Adv ¥2,500   Door ¥3,000

+1DRINK ORDER


act:

zoo

Nikoん

Human Dogs

schizophragm

title

alligator13foot

kinderwalls

今回は岡山の3ピースロックバンドzooの記念すべきフルアルバムの高松場所です。


10月にはzooのレコ発イベントにもお声がけもらって、無念ながらバンドでの出演叶わずでしたが、その際の打ち上げの席で

「レビュー書いていい?」とみちのぶ氏に聴いたところOK(と解釈してます)を貰ったのでこちらにて自分なりのレビューを綴ります。


既にみちのぶ氏によるセルフライナーノーツもあげられているのでこちらの方がより音源を楽しむ上での滋味掬すものかと思いますので、他者の感想がノイズになる方はリンクを読んでそのまま音源を聴いてください。


WISH I WERE について (前編)


WISH I WERE について (後編)


まずzooというバンドに触れたことがある人が抱く「私/俺のことを歌ってくれている」という感情について。


それはどの曲がフックになるかは濃淡はあるとは思うが老若男女問わず共通しているものと様々な光景から確信しています。


ジャンルで括るという行為は愚行と思いつつも、やっぱりハードコアにはハードコアの、パンクにはパンクの、エモにはエモの、ロックンロールにはロックンロールの流儀やマナーがあって得てしてそれは先達への踏襲、カウンターカルチャー、様式美だったりであり、言わずもがな等しく素晴らしいものだと思っています。


翻って、ギターロックにおいてのそれは何なのか。


今回、zooが産み落としてくれた「WISH I WERE 」を一連して聴いた時にそこには自分の中に〖成長〗という感受がありました。皆さんはどうでしょう。




昨年音源を聴く少し前に

上坂あゆ美・ひらりさちょ著

「友達じゃないかもしれない」(中央公論新社)

を読んだ際に


ほんとうの成長というものは、「自分の操縦が上手くなること」なんじゃないか?という結論になりました。この世に全く同じ人間は二人と存在しないのだから、人によって操縦方法は違う。自分の取り扱いが上手くなっていくことで、仕事でいい結果を残せたり、人付き合いが上手くいったりすることがある。そのとき、「何かを成したこと」ではなく、あくまで「自分の操縦が前よりも上手くなっていること」に対して、私はそれを“成長”と呼びたい、


という一節が引っ掛かっていました。


折しも、みちのぶ氏がエヴァ好きという話があるからではないが、碇シンジくんも1話から最終回においてとりたてて強くはなっていない。

ただ、自身と他者への向き合い方やそのどうしてもコントロールできない気持ちを右往左往しつつも一つひとつ不器用に対峙してますよね。

(エヴァ自体のテーマは非常にセンシティブなので有識者はあまり絡まないでください…)


それは第1巻から最終巻までで主人公たちを俯瞰して比較したときに「レベルアップ」しているという冒険譚ではなく、置かれた状況の中で、他にない自分という乗り物の操縦が上手くなるということだと思います。


あくまで主観のレビューなので、他の人がどう思ってもらっても結構ですが、自分はギターロックの中においての不文律は時流や世相はどうあれ「自分をわかろうとしている」内向きのまなざしこそがエネルギーだと思いました。


そしてzooもといみちのぶ氏が抜きん出て主人公然としているのは、その過程の違和感や供養の瞬間をとり溢さまいとする執着と詩を手渡しの距離感で伝えようとする優しさ。


zooの曲にはあの時の自分を置いてけぼりにしないという安心感がある。それが「私たちの歌」足らしめるのではと。


数多あるギターロックの中で、輝くzooが作った「WISH I WERE」という金字塔は、そのまなざしさえあれば、一番普通な自分達が一等特別な光り方が出来ると教えてくれる全ギターロックに通ずる道の希望になるんじゃないでしょうか。


「若者たち」が大好きなんですが、Bass/アトムくんと話してた時に上海ハニーのリズムを引用と聴いて平成一桁ジジイは感涙でした。

企画の話に戻ります。

zooを迎えてのメンツ

今回もお声がけさせてもらった皆さん全員にご快諾もらい企画者冥利に尽きます。


「企画ってのは、詰まるところ日を押さえて、声かけをして、順番を組むだけでしょ。」

ある人に言われたこともあります。

間違ってないと思うし、削ぎ落としまくったら残るのはその部分かと。


ただ、そうはいいつつも、そこにいるのは感知してるけども、まだ形になっていない霧散しているものがその日を結実することで「こうなるのか…」という場面を数多見てきました。



個人的には自分がするサウスハイプだったりの企画は「どうか伝わってくれ」というよりも「それを教えてくれ」という願いにその質感は近いです。


当日出演してくれるバンドたちの紹介というか近況活動エトセトラを


--alligator13foot --

瀬戸内ロックバンドを標榜する彼ら。

気がつけば一番企画に誘ってるかもです…

昨年は新譜のリリースイベントにも呼んでもらい、その際、突貫で「夜風の歌」をカバーしたのも良き思い出です。

以前にミキシング最中のこの曲を山椒(近所の焼き鳥屋)で聴いた瞬間に煙たい店内に芝生混じりの風が薫ってきてイノセンス具合にクラっとしました。

先日聴いた新曲がこれまた良くてまた聴けるの楽しみです。



--HumanDogs --

Vo/Gtの奏が一年半カナダに行ってて先日、帰国。一瞬「これは帰ってこないやつのでは…?」となってましたが無事帰ってきましたね。


帰国後のライブももちろん錆びつきは全くなく、カナダ前にやってた新曲もより血肉を持ってました。FugaziやUnwoundの文脈で説明させることもあるんだろうけど、HumanDogs の曲のそれぞれが無機質で記号的なのに生き物ぽく感じるのほんとに不思議で不気味。

昨年にはDrプーによる自主制作で3DMVをリリースとかなり楽しみな活動してくれてます。


おれらのレコ発出てくれた時のこれまだ噛める




--schizophragm--

リズム隊の2人とはschizophragm組む前から高松来たときに飲んだりしてて、先日神戸ヘラバラウンジに行った際に「めっちゃいいんで」と直接手渡してくれました。


「何曲入り?」と聞いたら「何曲だったけ」と返ってきて「そんなことある?」と思いましたが聴いて納得というか野暮だったなと。


硬派かつグランジライクな音に激情的なリズムパズル的なドラム。自分が影響受けてきたバンドたちの面影が走馬灯のように横切っていきました。こんなにも冷たくて怖い音に痺れたの久しぶりかも。


昨年夏にもGIGA NOISEでTOONICE 来てて、また高松来たいとの話になり、いつか呼ぶならこの日のメンツしかないなと思いオファーに至りました。


企画に冠してはないですが、2025/10/18に2nd e.p. " sphragis "schizophragmもリリースしてからの高松場所とのことで実質レコ発的な形かと。是非チェックしてみてください。



--Nikoん--

Fujirock出演、メジャーデビュー、CDショップ大賞と飛ぶ鳥を落とす勢いですよね。

でも一度ライブ見たらそれでもまだまだ評価が及んでいないなと思ってます。


以前にオオスカくんとペヤングさんがしてたTeenager Kick Assを高松に呼んでたのですがちょうどコロナ云々も収まる収まらんの瀬戸際で各々の置かれた状況でkinderwalls /HumanDogs/Teenager Kick Assが出れないという状況になりました。


今回、企画の日を押さえてから構想を練る中、お昼にNikoんが四国に来てるということで夜も出れないかという話の中でツーステージ快諾をもらいました。


Nikoんは目下、音源購入者は無料でのアウトストア全国行脚の最中ですが、四国編全箇所大好きな友達たちばかりで間違いないなと思いますし、よき出会いになってくれたらこれ幸い。


1/18はBASEBALL PITCHER との2マンなんで一番の最高パターンはお昼からサウスハイプの流れかと!



--title--

昨年に「Lost In Translation」を配信リリースして明らかに階層を変えたなと。

メンバー全員がミュージシャンシップに溢れてて曲の解像度や再現性を高めようとしているのも背筋伸びますが、一番はその内面の部分。

生活の中でのポリシーや矜持が音に出るのはもちろんそうとして、「選択したこだわりある生き方から出た音が自分たちです」とするのか、「目指すべき表現があるからそのための矜持を持ち、体現する」とでは、当然ながらアウトプットは違うわけで。良し悪しではないけど、彼らの音楽聴くとこの辺を突きつけられる気がしてます。


今回のレコーディング行程も一丸が残しててくれててテクニカルな部分とフィロソフィーな部分あってかなり読み応えあります。




今回のフライヤーとタイムテーブル画像はドラムのまこちん制作です。ありがとう。

HP制作やフライヤーをご用命の方は是非に。



長々書いたけど間違いない1日ですということで、お待ちしてます!

 
 
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